何を食べても香ばしい


鼻の中を焼かれて来ました
始まる前に、
「ちょっと焦げ臭くなるかも」
って言われてたけど、
なるほど、焼肉屋で焦げた部分ばかり食べ続けてる気分でした




治療自体より、最初の麻酔が超難関
顔にブスッと注射を刺されるという最悪の事態は起こらなかったものの、
まず鼻の穴から3種類くらいの麻酔液(スプレー)を入れられて、
この時点でむせったり咳き込んだり
次に、麻酔薬を染み込ませたティッシュのような物を、
両の鼻から3本ずつ詰め込まれるという、
ソフトSMの領域を軽く凌駕しているであろう責め苦に遭う
麻酔だから当たり前なんだけど、
鼻の中が痺れまくるし、
何より他人に鼻を触られること自体が大っ嫌いなんで、
麻酔作業終了時点で涙を流すまである
ホント帰りたかった




治療内容は、鼻の中をレーザーで焼いて、
鼻空間を広げることで鼻づまりを起きにくくするだとか、そんな感じ
前半は麻酔が効いてて楽なもんだったけど、
後半から徐々に麻酔が切れてきたのか、
むちゃくちゃ痛かった
気がつけば本日二度目の涙が頬を伝っています
時間はトータルで1時間くらい
機械のセットアップに手こずってたようで、
そこでのロスが大きすぎるんだけど




終わってからは、ずっと鼻水との格闘
しかも優しくかまないと痛むし、
かといって適当にしておくとすぐまた流れてくるし
帰りのバスもあんなに長く感じたのは初めてだと思う
唯一の救いは、
途中で乗ってきた女子小学生3人組がめっちゃキャワ!!だったこと
あのときばかりは苦痛を忘れられたなぁ(遠い目




で、家に着いたのが17時
ちなみに今日の朝食が11時頃だったんで、
帰ってすぐに遅めの昼食を済ませて、
薬を飲んでとっとと就寝
なんだか頭がボーッとして、
起きてるだけでも辛かったんでね
しかし焼き魚くらいならいざ知らず、
何を食べても香ばしいっていうか、
河原のバーベキューを思い出してしまうのには参った
鼻の中が焼けてるもんだから、
呼吸のたびに焦げ臭さを感じるんだけど、
食事のときにその能力が発動してしまうと、
白米も見事なおこげに早変わり
当分は食事の楽しみが半減してしまいそう





23時に目を覚まして、
夕食をとってからこの日記を書いてます
鼻は痛いし鼻水は止まらないし頭も痛い
辛い
こんなに辛い思いをして、
1ヶ月くらいは何らかの形で後遺症が残って、
それでいて手術の効果が1年くらいしか持たないとかマジ泣ける
「簡単な手術だから、毎年受ければいいですよ」
とか軽く言われてたけど、
丁重に御免被りたい
そりゃあんたにとっては簡単なんだろうさ




どんなに本で症状を勉強したって、
一生鼻づまりのこの苦しさは、
当人以外には分かりえないでしょう
ただ、分からないなりに、
それを少しでも分かってあげよう、察してあげようという意志を、
態度なり言動なりで示すことは出来ると思う
その点、今通っている病院はともかく、
院外処方で薬をもらっている薬局では、
毎度救われた思いになります
難しいことを要求してるわけじゃない
たった一言二言のやり取りでも、
こちらの心情を察し、
最後に「お大事にしてください」と言ってくれるだけで、
頑張るか、という気持ちにさせてくれる
あの心遣いが、あの病院の御先生方にもあったらなぁ
仮にあったとしても、
それがこっちに伝わっていなければ、
何一つ意味が無い











まただらだらと長くなってしまったんで、
そろそろ総括
『焦げ臭い』
これ
いやホントに、
今火事が起きても絶対気付かない自信あるわ