・6月6日
朝から、妙な感じはあった。
携帯電話を開くたび、
手帳を覗き込むたび。
6月6日という数字の並びに、
いつもと違う感覚を覚えていたことだけは確か。


今日この日も残り僅かとなった22時。
ふと、その意味を思い出した。
ほんの数分前のことなのに、
何がきっかけで思い出したのかは分からない。
まぁ、そんなのは些細なこと。


君の年齢すらすぐには出てこなくなったけど、
あれからだいぶ時が過ぎたということだけは分かる。




誕生日、おめでとう。
君にとっても、俺にとっても、
今年一年が、いい年でありますように。


なんとなく、一年という月日の速さと重さを感じている今日この頃。